応用情報技術者試験(令和元年秋期)受験記

合格発表からもう半年…????

応用情報技術者試験とは


情報処理技術者試験レベル3の国家試験(凄そう)
まっとうな人は

レベル1(ITパスポート試験)
      ↓
レベル2(基本情報技術者試験)
      ↓
レベル3(応用情報技術者試験)

の順番で受験するようです
自分はいきなり応用情報を受験しました
(試験名がカッコよかったので…)

「基本情報を飛ばして問題ないのか?」という
お便りを頂きましたが、特に問題は感じませんでした
でもエンジニアになりたい、なりたてな人には
基本情報の方が役に立つと思います…

当初のにのいについて


・文系中退
・IT未経験
・CSの知識皆無
・USBがわからない
・ドットインストールの動画を見た!

やべーやつじゃん

勉強法について


午前試験と午後試験に分かれていて
午前試験は4択問題80問。ここで6割取れないとその時点で不合格です

午前については「応用情報技術者試験ドットコム」で
過去問を片っ端からやるだけです
出題の4割近くが過去問の流用なので過去問を拾えれば
あとは鉛筆を転がして解答しても鉛筆の調子が良ければ合格できます

また文言が若干異なるというだけで別問題(流用ではない)と
カウントされているので実際はもう少し流用感があります
つまり過去問をしっかりやれば午前は必ず受かります

午前の過去問をやる際には
・ハズレの選択肢の何が間違っているか説明できるようにする
・意味を答えられない単語を見掛けたら即ググる
の2つをしておくと午後の勉強がはちゃめちゃ楽になると思います

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info/
にはとてもお世話にました…

あとこれはガチ

午後試験の戦略について


午後試験は選択&記述式
11のカテゴリーの大問から5つ選んで回答します
(1つは情報セキュリティで固定)

11のカテゴリーはこんな感じです

問1 情報セキュリティ
問2 経営戦略
問3 プログラミング
問4 システムアーキテクチャ
問5 ネットワーク
問6 データベース
問7 組込みシステム開発
問8 情報システム開発
問9 プロジェクトマネジメント
問10 サービスマネジメント
問11 システム監査

どれを選択すればいいかは
適性と経験に大きく左右されるので完全に人によります
自分のようなプログラム初心者IT未経験マンが
実務経験のある人の体験談を適用すると死ぬので注意しましょう…

6個程度に候補を絞って勉強するのがよい、という意見が多数ですが
自分のように強みがまったく無い場合は
応用情報技術者 午後問題の重点対策」ですべてのカテゴリーを
一通り触って本番で簡単な問題を拾うのがよい気がします

実施回によって各カテゴリーの難易度が結構上下するのですが
難化したカテゴリーは付け焼き刃ではどうしようもないことが多いです
逆に易化したカテゴリーは素人でも8割以上取れたりします

ただ本番中素早く問題を取捨選択していかないと
時間が足りなくなってしまうので、候補を絞って
深く勉強した方がいいのかもしれません…(どっちやねん)

以下は個人の感想なのであてにしないで下さい

・情報セキュリティ
ここで点が取れないととても焦る
本番でメンタルを正常に保つためにも頑張って準備した方が良さそう
アプリのアルゴリズム図鑑がとてもおすすめ

・経営戦略
財務諸表の見方など抑えるべきことが多い
緑本(応用情報技術者 午後問題の重点対策)をやるだけで選択候補にできる

・プログラミング
短期合格を目指すなら捨てるのが正解とは思う。実際間に合わず
でもこれに取り組まないというのは…
これの対策のためにAtCoderに出会えました
(受験時はパフォ300出せなかった)
素人が得点源にするにはかなり時間が掛かる

・システムアーキテクチャ
午前の勉強をちゃんとしていればその勢いでいける感じ
緑本をやるだけで選択候補にできる

・ネットワーク
個人的に苦手意識があって簡単な回が見当たらない…
素人が得点源にするにはかなり時間が掛かる

・データベース
素人が得点源にするにはやや時間が掛かる
スッキリわかるSQL入門がおすすめ
簡単な回は簡単なので要チェック

・組込みシステム開発
意外と簡単な回が多い
緑本をやるだけで選択候補にできる

・情報システム開発
難易度はともかく出題範囲がとても広く対策が難しい
簡単な回は簡単なので要チェック

・プロジェクトマネジメント
午前の勉強をちゃんとしていればその勢いでいける感じ
緑本をやるだけで選択候補にできる

サービスマネジメント
午前の勉強をちゃんとしていればその勢いでいける感じ
緑本をやるだけで選択候補にできる

・システム監査
現代文
緑本をやるだけで選択候補にできる

本番について


試験会場は東京電機大学でした
余裕を持って試験開始15分前に着いたら
物売るってレベルじゃない行列ができていて驚きました
良識のある人は30分前には着くようです…

なんとか開始時間ギリギリに着席できて試験開始
最初の20問くらいは結構難しくてあせりましたが

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↑ ウェルカムプロブレム

午前試験は後ろにいくにつれ楽になるということを知っていたので
そこまで取り乱さず試験終了85分前に解答を終えました。めっちゃ余った
最低でも7割は取れている感覚があったので
見直しはせず(しなさい)退出しました

午後試験まで千住旭公園で光合成をしました

午後試験はまず大問にカテゴリー名が書かれていなくてびっくりしました
何番が何の問題かざっくり覚えておいた方が良さそうです
いや見れば判りますが ><

まずは必須の情報セキュリティから
標準的な難易度の問題で8割以上取れた気になりました

次に何をやるか問題冊子に目を通して考えます

経営戦略 → いけなくはなさそう
プログラミング → 終わった…
システムアーキテクチャ → いけそう
ネットワーク → 見てない…
データベース → 簡単回ではなさそう
組込みシステム開発 → いけなくはなさそう
情報システム開発 → パっと見なんかムズそう
プロジェクトマネジメント → いけそう
サービスマネジメント → いけそう
システム監査 → なんか文章むずない??(文系…)

プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システムアーキテクチャ、の3つをやっつけて
最後に経営戦略をやるか組込みシステム開発をやるか迷いましたが
AtCoderレーティング49なので経営戦略をやりました…

解答を終えたのは試験終了5分前でした。めっちゃギリギリ

午後試験はどの問題を選択したのか番号をマークしないといけなくて
マークしなかった問題は一切採点されません(慈悲は無い)
ここのマークし忘れで不合格になる方は毎回必ず居ます
そうならないように必ず指差し確認しましょう

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確信を持てるようにしておかないと後で不安になります(なった)

試験後のこと


答え合わせをしたくなっても
TACの解答速報が出るまではのんびり過ごした方がよいです

試験直後は応用情報技術者試験ドットコムの掲示板が大盛況になりますが
誤答を正答と自信満々に断言する方が結構いらっしゃって
無駄に不安にさせられます(経験談)
iTACの解答例速報も「正解である確率は7割程度」と明言されていますが
やはり誤りが多いです

これらの情報で答え合わせをして一喜一憂するのは勿体ないです

安心と信頼のTAC

受験して変わったこと


あんまり無いですが全体的に知識が底上げされたことで
理解しやすくなった事柄は色々あるのかもしれません
AtCoderで言えばbit全探索や浮動小数点数の誤差について等など
あと、はてブのテクノロジーの記事を読んで
何を言ってるか解らないということはあんまし無くなったかも?

まとめ


とってもとらなくてもええんちゃう